「フィリピン」タグアーカイブ

フィリピン緊急支援へのご協力ありがとうございました

認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)は、フィリピンでの新型コロナウイルスの感染拡大に伴う都市の封鎖によって、路上で暮らす子ども・若者とその家族が困窮していることを受け、2020年4月から緊急支援活動(救援物資の配布)に取り組んできました。温かいご支援をいただきました皆さまに、厚く御礼を申し上げます。

緊急支援活動を始めた当初、事業地であるマニラ首都圏には、最も厳しい外出・移動制限措置が課され、路上で暮らす若者たちは生きていくためにお金を稼ぐこともできませんでした。そのような中、皆さまからのご寄付のおかげで救援キット(食料や生活必需品など)を配布し、困窮する路上で暮らす子ども・若者たち、家族たちの生活を支えることができました。本当にありがとうございます。

9月現在は制限が緩和され、路上での生計活動は認められるようになりました。しかし、子どもや高齢者の外出は禁止されているなど、まだ様々な制約があります。また、企業や飲食店などは営業を再開しつつありますが、感染拡大を防ぐために人員を減らすなどの必要もあり、雇用環境は厳しいままです。路上で暮らす人々が生活を再建し、いずれ安定した仕事に就くためには、さらなる支援が必要です。

そのため、ACC21は現地パートナー団体・チャイルドホープとともに、これまで救援物資を届けてきた路上で暮らす若者たちが、就職や自営に必要な様々なスキルを獲得し、自立できるようサポートすることとしました。2018年夏からチャイルドホープとともに取り組んできた「路上で暮らす若者の自立支援プロジェクト」に再び重点を置き、9月から始まる2020年度の活動では、若者たちが生活を再建し、路上の生活から抜け出せるよう、支援に取り組んでいきます。若者たちがコロナ禍を乗り越えて、自分たちの足で未来を歩んでゆけるように、ぜひ今後とも応援していただけたら幸いです。

なお、これに伴い、緊急支援活動へのご寄付の受付は、9月30日をもって一旦終了とさせていただきます。それまでに緊急支援活動のためにいただきましたご寄付は、ACC21の事務管理費(送金や現地との調整等にかかる人件費等、全体の10%)を除き、全額を救援物資の配布のために活用いたします。最終的な活動の結果は、おってご報告いたします。

改めて、これまでの温かいご支援に心より御礼を申し上げます。

《最新の情報はこちら》
#11:外出制限の緩和から1カ月、路上で暮らす人々は今
#10:路上で暮らす子どもたちからのメッセージと最新報告
#9:累計2,400以上の支援物資が子どもたちの手に
#8:日本の子どもたちから寄付と応援の声
#7:ロックダウン(都市封鎖)さらに延長、外出制限は2か月半に
#6: 現地から感謝のメッセージが届きました
#5: ロックダウンの中、路上で暮らす家族や子どもに日本からの支援が届く
#4: ロックダウン(都市封鎖)再延長で、路上の家族は困窮
#3: 日本からの支援が路上で暮らす若者たちの手に
#2: 4月9日までのご寄付295,200円を現地へ
#1: ロックダウン(都市封鎖)が延長され、ますます困難な状況に

認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)とは?

ACC21は、アジア12カ国の100を超える現地NGOとのネットワークを基盤に、2005年からアジアの貧困削減に取り組む国際協力NGOです。フィリピン・マニラで“2030年までにストリートチルドレンをゼロにする”を目標に現地NGOや政府の人たちとの協働を進める一方で、現地NGOチャイルドホープとともに、「路上で暮らす若者の自立支援プロジェクト」に取り組んでいます。
詳しくは: ウェブサイトFacebook Twitter

現在、全世界的に「新型コロナウイルス」の感染の拡大がみられており、日本でも感染者数が増加するとともに、日々の生活においても様々な影響や制約が出てきています。

フィリピンの子ども・若者たちが置かれている状況

ACC21が2018年夏から「路上で暮らす若者の支援プロジェクト」を通じて支援活動を行っているフィリピンの首都マニラでも、3月中旬から5月末まで街が封鎖され、生活必需品の購入などやむを得ない場合を除き外出を禁じられていました。

私たちが支援する路上で暮らす子ども・若者(ストリートチルドレン)とその家族は、日ごろから路上の片隅やスラムの狭い部屋などの不衛生な環境で暮らしています。「手洗い」のための石鹸はおろか、清潔な水さえも、手に入らないことがあります。そのため、感染するリスクはとても高いです。

また、多くの路上生活者は、路上で商品や料理を売ったり、トライシクル(三輪タクシー)を運転するなどして、日々の生活費を稼ぎ、なんとか生活しています。しかし、街が封鎖されると、食料や薬などを買うためのお金を稼ぐこともできません。貯蓄をする習慣や余裕がない家族も多いので、稼ぐ手段がなくなることは、今日食べるものがないということです。

現地の政府や自治体も、路上生活者のために避難所や食料、金銭支援などを行いましたが、すべての人々の安全や食料が十分に保障されているわけではありませんでした。

緊急支援の活動内容

現地パートナー団体・チャイルドホープは、職員の安全に最大限配慮し、マスクや手袋等の必要な感染予防を行ったうえで、路上の子ども・若者とその家族1,000世帯以上に、食料や生活必需品の救援パックの配布を行いました。

※ 現地パートナーの「チャイルドホープ」は、フィリピン社会福祉・開発省に認定された社会福祉団体のため、街が封鎖されている中でも、緊急救援の活動が許可されています。

ご寄付の使い道

いただきましたご寄付は、緊急救援物資、配布のための交通費・人件費、感染予防のための備品購入費、および一部をACC21の事務管理費に充てさせていただきました。支援の結果は、おってご報告いたします。

今後の見通し

ACC21はチャイルドホープとともに、これまで救援物資を届けてきた路上で暮らす若者たちが、就職や自営に必要な様々なスキルを獲得し、自立できるようサポートすることとしました。2018年夏からチャイルドホープとともに取り組んできた「路上で暮らす若者の自立支援プロジェクト」に再び重点を置き、9月から始まる2020年度の活動では、若者たちが生活を再建し、路上の生活から抜け出せるよう、支援に取り組んでいきます。若者たちがコロナ禍を乗り越えて、自分たちの足で未来を歩んでゆけるように、ぜひ今後とも応援していただけたら幸いです。

なお、これに伴い、緊急支援活動へのご寄付の受付は、9月30日をもって一旦終了とさせていただきます。これまで緊急支援活動のためにいただきましたご寄付は、ACC21の事務管理費(送金や現地との調整等にかかる人件費等、全体の10%)を除き、全額を救援物資の配布のために活用いたします。最終的な活動の結果は、おってウェブサイト等でご報告いたします。

3月21日|映画「神の子たち」上映会+トークショー

3月21日(木・祝)、ACC21がフィリピンの首都マニラで取り組んでいる”路上で暮らす若者たちの社会復帰のための職業技術訓練プロジェクト”の報告会を兼ねて、ドキュメンタリー映画『神の子たち』の上映会を開催します。

映画『神の子たち』とは?

『神の子たち』は、マニラ市郊外の巨大なごみ捨て場”スモーキーマウンテン”で暮らす家族の姿を描いたドキュメンタリー映画です。2002年シネマアンビエンテ国際環境映画祭でグランプリを受賞したほか、2002年ベルリン国際映画祭の正式上映作品となるなど、高い評価を受けています。

映画の後にはトークとフィリピン料理も!

上映後には、トークセッションとフィリピン料理を味わっていただきながらの交流会を予定しています。トークセッションでは、ACC21も登壇し、路上で生活する若者たちが置かれている状況や、プロジェクトでの取り組みなどについてお話しする予定です。

また、当日は映画『神の子たち』の監督・四ノ宮浩氏にもご参加いただき、映画を製作された動機や撮影秘話などをご紹介いただきたいと考えています。

ぜひ、ご参加ください!会場でお待ちしています。

イベント概要

- Cinema5 × ACC21 映画「神の子たち」上映会+トークショー-

日時2019年3月21日(木・春分の日)14:00~18:30
会場ROOTE BOOKS(JR上野駅より徒歩3分、東京都台東区東上野4-14-3)[地図]
参加費3,000円
主催・認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21 (ACC21)
・Cinema5
※Cinema5は、”映画を入り口に世界を身近に感じよう”というコンセプトで活動するゲリラ上映会ユニットです。
詳細Facebookのイベントページをご覧ください

お申込みの方法

下記ボタンをクリックし、Yahoo!PassMarketを通じてお申し込みください。(事前のウェブ決済をお願いしています)

※ご不明な点などありましたら、ACC21(03-3945-2615、平日10時~18時)までお問い合わせください。

プログラム

13:30開場
14:00『神の子たち』上映
16:15トークセッション
17:00交流会(フィリピン料理つき)
18:30終了(懇親会を予定)

※トークセッションのスピーカーは決まり次第お知らせします。
※フィリピン料理は軽食をご用意します。内容は当日をお楽しみに!

お問い合わせ先

認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21
メール:info@acc21.org
電話:03-3945-2615
ウェブサイト:http://acc21.org


フィリピンの路上で生きる若者たちの就労を助けたい


路上で生活する若者の職業技術訓練を通じて、貧困の連鎖を断ち切りたい

フィリピンの首都マニラでは、子ども・若者の100人に3人がストリートチルドレンといわれています(※)。貧しさから日々の食事もままならず、学校にも通えない子どもたちは、やがて大人になってもまっとうな仕事につけません。私たちアジア・コミュニティ・センター21(ACC21)は、職業技術訓練をはじめとした各種トレーニングと就職のためのサポートを提供することで、路上で生活する若者たちが自立し、路上生活を抜け出せるよう支援しています。

マニラだけでも数万人にのぼるストリートチルドレン

ストリートチルドレンとは、路上で生活したり働いたりする子ども・若者のこと。全体を把握できる統一された統計はありませんが、マニラ首都圏では5万人~7万5千人はいると言われています(※)。虐待する家族から逃れて路上で生活していたり、家族と共に路上やスラムで暮らし、日中は物乞いなどをしてお金を稼ぐなど、ひとくちに“ストリートチルドレン”といっても様々ですが、いずれの場合もその背景には極度の貧困があります。

ストリートチルドレンの多くは、学校へ行けず、食事も満足にとれていません。物乞いやゴミ集め、車の窓ふきなどのわずかな収入でその日暮らしをしています。なかには、ドラッグにはまったり、犯罪に巻き込まれることもあり、女の子は性的虐待にあうリスクも抱えています。

また、路上で出会った男性と関係をもった末に妊娠し、1~2人の子どもを路上で育てる10~20代前半の若いお母さんも少なくありません。その結果、路上生活を送るお母さんの子どもも、ストリートチルドレンの道を歩むことになり、貧困の連鎖が続いています。

フィリピンでは今も人口が増え続けていて、国からの福祉サービスや教育が十分に行き届いていません。特に、ときに出生届さえ提出されていないストリートチルドレンたちは公的なサポートを望めず、海外を含めた市民からの草の根の支援を必要としています。


ACC21は、路上で生活する若者たちが自立した生活を送れるよう支援します

ストリートチルドレンと聞いて思い浮かべるのは、細い身体で物乞いをする幼い子どもたちの姿かもしれません。“あの子どもたちに食べ物をあげたら?”“どうして仕事をするような年齢の若者を支援するの?”と思うでしょうか。もちろん、幼い子どもへのお金やモノの援助も一つの支援のあり方です。

しかし、私たちの考えは少し違います。私たちの支援を永遠に、限りなく続けることはできません。そしてストリートチルドレンの数は、今、この瞬間にも増えています。それならば、私たちにできることは、貧困の連鎖を断ち切る、そのために最大限の努力をすること。路上生活をする若者自身が、働く力を身につけるためのサポートをすること。

それこそが、次の幼いストリートチルドレンを生み出させないための支援です。


成功の秘訣は、現地NGOとのパートナーシップです

けれど、ストリートチルドレンの支援は決して簡単ではありません。これまで社会や大人から見放されてきた若者たちが、“明日を信じて学ぶ”ことの意味を理解して、新しいチャレンジに前向きになるのには、時間がかかります。

そこで私たちは、フィリピン人が運営する現地NGO「Childhope Philippines Foundation, Inc.(チャイルドホープ)」と協力して、今回のプロジェクトに取り組みます。チャイルドホープは、路上教育や職業技術訓練などのプログラムを通じて、20年以上、フィリピン・マニラ首都圏のストリートチルドレン支援に取り組んできました。

私たちACC21もまた、15年近くにわたって、アジアの現地のNGOと連携してさまざまな課題に取り組んできました。今回は、その経験を大いに活用します。たとえば、教育プログラムの内容をともに考えたり、訓練を終えた若者たちがビジネスを始めるための“マイクロファイナンス”のしくみを取り入れたり、日系企業との橋渡しをしたり、日本の同世代の若者との交流を促すなど、ACC21が関わるからこそ実現できることがたくさんあります。


ストリートチルドレン・ゼロに向けて大きなムーブメントを起こします

実は、このプロジェクトの1年目に支援できる若者の数は30人。決して多くありません。彼・彼女たちが自信をつけ、自立した生活を始めるためには、一人ひとりに寄り添った細やかな支援が必要だからです。

もちろん、このプロジェクトは、訓練を受けた若者だけでなく、その子どもや家族を貧困から救い出すもので、その効果は30人にとどまりません。ただ、それでも数万人ともいわれるマニラのストリートチルドレンの数を考えると、ACC21とチャイルドホープだけでできることには限りがあります。

そこで、私たちは、マニラで活動する他のNGOとも連携して、2030年までの「ストリートチルドレン・ゼロ」をめざし、大きなムーブメントを起こします。この6月、マニラのストリートチルドレン支援に取り組むNGOの代表者ら19人が集まり、ワークショップが開かれました。私たちACC21も呼びかけ団体のひとつに名を連ね、代表の伊藤が参加しました。

これからも、「ストリートチルドレン・ゼロ」にむけて、他のNGOや政府・企業などと連携していきます。

資金の使いみち

ストリートチルドレンの若者たちが、仕事につき、安定した生活を送れるよう、幅広いメニューで支援します。

対象は、16歳から24歳までの若者30人(年間)。職業技術を身につけるための職業技術訓練やOJTにとどまらず、日々のさまざまな課題に前向きに対処するための考え方を養う“ライフスキルトレーニング”、就職時に必要となる各種証明書の手続き支援や健康診断、就職活動に向けての履歴書作成・面談指導など、多様なサポートを行います。

ぜひ、長く路上生活を送ってきた若者たちのチャレンジを支えてください。

私たちは、このプロジェクトを、短期間で終わる一度きりの支援にするつもりはありません。訓練に参加した若者たちが路上生活を抜け出して安定した生活を手に入れられるまで、チャイルドホープとともに、しっかりと支えていきます。そして、マニラのストリートチルドレンがゼロになる日まで、フィリピンと日本の多くの人たち・団体の参加を得ながら、広い視野に立ってこの問題に取り組んでゆきます。

ぜひ、ご一緒に、ストリートチルドレンの未来を変えるこの活動を支えてください。

あなたのご支援が、今、路上で希望を持てずに生活している若いお母さん・お父さん、孤独を抱える若者たちの、明日をひらく力になります。


ACC21banner
FBbanner

※ 近年フィリピンのストリートチルドレンについての包括的な統計は行われておらず、その実態をつかむことは困難です。マニラ首都圏の子ども・若者の100人に3人が路上で暮らしており、その数は5万人から7万5千人に達するという数値は、Jeff Anderson氏による調査報告書「Journal of Asian Mission 13 (2012年10月)」で紹介されているものです。


《税制上の優遇措置について》
このプロジェクトへのご寄付は、税制上の優遇措置の対象となります。
所得税の控除や住民税の控除をお受けいただくためには、確定申告の際に、ACC21が発行した「寄付金受領証明書」の提出が必要となります。
寄付金受領証明書は、ACC21より、2019年2月初旬までに郵送させていただきます。なお、寄付金控除証明書には、住民票記載の住所・氏名を記載する必要がありますので、寄付お申込み時に記入した住所が住民票記載の住所と異なる場合は、ACC21までご連絡ください。

※寄付金の年間合計額が2,000円を超えた場合、所得税の控除の対象となります。寄付金の年間合計額には、ACC21への寄付に限らず、税控除の資格をもつ他の団体等(認定NPO法人、公益法人、政党、国、地方自治体を含む)への寄付と合算することができます。詳しくは最寄の税務署や国税庁のウェブサイト等でご確認ください。
※住民税の控除を受けられるかどうかは、お住まいの自治体により異なりますので、各自治体へお問い合わせください。東京都民の方は、都民税の控除の対象となります。

《本プロジェクトおよび税制上の優遇措置についてのお問い合わせ先》
認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)
担当:辻本
電話:03-3945-2615(平日10時~18時)
E-mail:kifu@acc21.org

ACC21banner
FBbanner