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2013年3月11日  

東日本大震災から2年
被災地でのボランティア活動に参加した留学生からのメッセージ


東日本大震災の発生から丸2年が経過しました。被災された皆さまに、心からお見舞いを申し上げます。

ACC21では、震災発生直後から、アジア諸国からの寄付を被災地へ届ける活動や、アジア出身の留学生を被災地にボランティアとして派遣する活動(「アジア留学生東日本ボランティア派遣事業」)などに取り組んできました。

特に、アジア留学生東日本ボランティア派遣事業は、言葉の壁などの問題から被災地でのボランティア活動に参加することの難しいアジア諸国からの留学生にとって、被災地を知り、被災者の方々と交流する貴重な機会となっています。これまでに、2011年度に99人、2012年度に96人の留学生が被災地でのボランティア活動に参加しました(このほか、社会人など28人が活動に参加)。

震災発生から2年を迎えた今日、2011年10月に岩手県でのボランティア活動に参加した中国人のカクさんからメールをいただきました。被災地を訪れてから1年半が経ち、母国に戻ってもなお、被災者の皆さまに心を寄せ続けているカクさんのお気持ちを、とても嬉しく感じました。

ご本人からの許可のもと、頂いたメッセージを以下に掲載させていただきます。

カクさん(ボランティア参加当時)

今日をもって3.11東日本大震災からもう2年がたちましたが、被災地の人々の生活はどうなってるでしょうか。

私が行っていたのは岩手県の遠野市でした。自分の目で確かめた被災地の散々さは今にしても忘れません。ボランティアの私ができたのはほんの少しだったのですが、あの時経験したことは一生の宝物だと思います。津波が来たとき、家族や家を失ってしまった人はたくさんいるでしょう、あの大震災で人生の歩く道が一変してしまった人もたくさんいるでしょう。このような思いをするたびに、心が痛くなります。「私なら、もうだめかも知らない」と思わずにはいられませんでした。こういう時はきっと彼かに助けてもらいたいとおもうでしょう、それにこそ私たちボランティア活動の意味があるではないかと、私が思いました。

今は帰国しておりますが、学生から社会人になって、いっそ世の中が甘くないってことを分かるようになりました。だからこそ、人々は孤立ではなく、互いに助け合って生きていくのが一番大事だと痛感してきました。私はこれからも、私なりのやり方で、ボランティアーを続けていきたいと思います。

アジア・コミュニティ・センター21の皆様のおかげで、大変勉強になりました。もう一度お礼を申し上げます。そして、東北だけではなく、全世界の被災地の人々が幸せになりますように、お祈りいたします。

(カクさんのボランティア参加当時の感想はこちら(英語)



ACC21では、2013年度も、引き続きアジアからの留学生に被災地でのボランティアの機会を提供していきたいと考えています。
今後とも皆さまからのあたたかいご支援とご協力をよろしくお願いいたします。