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2016年9月12日  

2016年度のアジアNGOリーダー塾が開講しました


講座のようす。5人の塾生のうち1人は、スカイプでの参加となりました

アジアで国境を超えて社会変革をめざす"21世紀を担うNGO起業家"を発掘し、支援する「アジアNGOリーダー塾」。9月3日(土)、2016年度の初回の講座が行われました。今年は学生・社会人合わせて5人(すべて女性)の塾生が集まりました。

この日は、午前中に「オリエンテーション」、午後には課題別ゼミナールの第1回「私の問題意識を掘り下げる:塾生間の共有」が行われました。この日が塾生の初めての顔合わせとなりましたが、早速、熱心な議論が交わされました。

今後の課題ゼミナール、そして現地でのインターンシップを通して、塾生の皆さんがどのように自分たちの問題意識を深めていくのか、楽しみです。

塾生の問題意識や抱負、運営委員からのコメントをご紹介します。

塾生の問題意識と抱負

Hさん: 社会的弱者や恵まれない人々は、差別され、人生の選択肢を狭められ、人権も脅かされていると感じています。彼らの選択肢を増やし、自分らしく生きることができる環境づくりに貢献したいです。国際協力の道を歩むために必要なものは何か、この塾でつかみたいと思います。

Tさん: 昨年のインターンシップ報告会に参加し、(昨年の)4人の塾生が、自分の問題意識や想いを現地インターンシップで行動に移している様子に感動しました。今は学生で、学内のNGOに所属し、主にミャンマーでの教育支援活動に携わっています。子どもたちが夢を実現できるような活動をしたいです。

Sさん: 今は大学生ですが、将来は自身でNGOを立ち上げるか、既存のNGOでカンボジアの子どもたちの支援活動を行いたいと考えています。そこで、ノウハウや知識を得たいと思い、入塾しました。カンボジアの子どもたちの職業選択や夢の実現を応援する活動をしたいです。

Iさん: 大学でまちづくりを学び、理想の社会についての自分の思想を形作ることができました。実践経験を積むために、現在は保育園で働いています。最近、人と人との対話が、人や社会を変える基盤だと感じています。フィリピンの貧困地域で、地域社会が協力して子どもたちを支える協力体制の在り方を模索したいです。

Yさん: 私は社会科の教師でしたが、青年海外協力隊のコミュニティ開発員としてアフリカのマラウィ国に派遣され、ビレッジ・バンキングや成人女性の識字教育など、色々なことを経験しました。今は、とくに平和教育、女子教育、図書館活動などに関心があり、「教育」をテーマに活動していきたいと考えています。



運営委員からのコメント

秋尾委員: 私がNGOを立ち上げたのは45歳のときでした。だから、みなさんは遅くありません。長いスパンで自分の人生のグランドデザインを考えながら、一歩一歩積み上げていってもらいたいと思います。そして長く、国際協力に関わってほしいです。10年後や20年後に、世界がどうなっているか、自分はどうなっているかを考えながら、新しい歴史を作っていってほしいです。

堀内委員: 私自身も国際協力に入ったのは国連職員になった40歳を過ぎてからでした。それまでは国内の問題に携わってきました。国連の側、国際的な側からみると、日本のNGOの顔が見えないと思います。組織が小さく、体制ができていません。また、基本的に英語力に問題があります。将来は、ぜひ、国際的な場面で活躍できるよう、体制を整えてがんばってもらいたいです。

伊藤委員: 私の夢は、アジアにおける日本の立ち位置をもう一度確認し、アジアの人々が助け合っていくコミュニティを作ることです。本年度は『子ども』に関心がある塾生が多いです。『子ども』は、次世代を担う大きな財産です。NGO活動は仲間作りでもあります。協働し切磋琢磨していってほしいです。