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2016年4月5日 

ごあいさつ


 日頃は、アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)の活動に対し、皆さまの温かいご理解とご支援をいただき、心よりお礼申し上げます。ACC21は2016年3月2日に東京都より「認定NPO法人」として認められました。これもひとえに皆様のご支援の賜物とACC21を代表して日頃のご厚情に感謝申し上げます。

 この度の認定資格取得に伴いまして、ご支援をいただいている皆さま、そして今後ご支援いただける皆さまには、税制上の優遇措置をご利用いただけることになりました。ご活用いただきたくお願い申し上げます。この認定を受けて、これまで以上に公益性を重視した事業を強化するとともに、その組織運営と活動内容に関して情報公開を進める責任があると、意識を新たにしております。

 ACC21は、2005年3月に、「アジアの人々が共に生き、支え合う、世界に開かれた、公正で平和な社会」づくりをビジョンに掲げ・発足しましたが、その後、アジアを取り巻く環境は大きく変化しております。アジアの多くの国々では絶対的な貧困が減少する一方で、貧困者がさらに貧困化し、富がこれまで以上に一部の富裕層に集中し始めています。

 私たちは、微力ながらもこの問題に取り組み、同じ人間として顔の見える形で、貧困の中に取り残された人々のエンパワーメントにこれからも取り組んで参りたいと考えます。ACC21はそのビジョンの実現に向けて、「資金」「人」「知識・情報」「政策・制度変革」という4つの流れを促進し、その"流れ"をさらに拡大する役割を担う「人づくり」をミッションとして活動して参りました。人体に例えると、4つの流れは血液循環や神経にあたり、この4つの流れを促進し、さらにそれらの活動を担う人材を育てることで健康でバランスのとれた「公正で平和な社会」が実現するものと信じております。2016年度はこの理念に基づき、特に"資金の流れ"に力を入れて行く事業構成といたしました。

 具体的には「権利を奪われた貧困家庭の子ども・青少年の支援プログラム」「権利を奪われた貧困家庭の助成の社会主流化支援プログラム」を新規に立ち上げ、ACC21独自に"資金の流れ"を作り出す事業を開始いたします。認定NPOとしての税制優遇措置を活用し、皆様のご支援を得て、より直接的で効果的な資金援助を行います。

 また組織の発足当時より力を入れて参りました「公益信託制度の普及・啓発」に自主事業として取り組むとともに、「公益信託アジア・コミュニティ・トラスト(ACT)」の事務局としての能力をさらに高めて参ります。

ACC21が推進する事業は、私たちが掲げる『4つの流れとひとづくり』のコンセプトに基づき、国境を超えたNGO間、住民組織間で貧困層支援の経験の共有化を図り、連携、協働を推進するために重要なものばかりです。しかし、私たちのビジョンがまだ広く共有されているわけではありません。2016年度は、特にシニアと若い世代の参加促進に力を入れ、アジアの大きな流れを共に作って行く仲間づくりに取り組んで参ります。

どうか今後とも、私たちを取り巻くアジアの地域社会において、「共に生き、支え合う、世界に開かれた、公正で平和な社会」づくりを進めるため、皆さまのACC21活動へのご指導と、ご協力・ご支援をお願い申し上げます。

                                                      (特活)アジア・コミュニティ・センター21

                                                                代表理事 伊藤道雄