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2020年4月3日    

【フィリピン|緊急支援にご協力ください】
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて緊急救援を開始します


ACC21は、フィリピンでの新型コロナウイルスの感染拡大に伴う都市の閉鎖によって、路上で暮らす子ども・若者とその家族が困窮していることを受け、緊急支援活動を開始します。

いま、フィリピンの路上の片隅で、感染の恐怖におびえながら、
安全な居場所もご飯もない子どもたち、若者たちがいます。

いま、あなたのご支援が必要です。

※緊急支援活動へのご寄付の受付は、2020年9月30日をもって一旦終了しました。
 引き続き、路上で暮らす若者の自立支援へのご寄付を受け付けています。[詳細]

現在、全世界的に「新型コロナウイルス」の感染の拡大がみられており、日本でも感染者数が増加するとともに、日々の生活においても様々な影響や制約が出てきています。


◆フィリピンの子ども・若者たちが置かれている状況

私たちが2018年夏から「路上で暮らす若者の支援プロジェクト」を通じて支援活動を行っているフィリピンの首都マニラでも、3月中旬から街が封鎖され、生活必需品の購入などやむを得ない場合を除き外出を禁じられています。

私たちが支援する路上で暮らす子ども・若者(ストリートチルドレン)とその家族は、日ごろから路上の片隅やスラムの狭い部屋などの不衛生な環境で暮らしています。「手洗い」のための石鹸はおろか、清潔な水さえも、手に入らないことがあります。そのため、感染するリスクはとても高いです。

また、多くの路上生活者は、路上で商品や料理を売ったり、トライシクル(三輪タクシー)を運転するなどして、日々の生活費を稼ぎ、なんとか生活しています。しかし、街が封鎖されると、食料や薬などを買うためのお金を稼ぐこともできません。貯蓄をする習慣や余裕がない家族も多いので、稼ぐ手段がなくなることは、今日食べるものがないということです。

現地の政府や自治体も、路上生活者のために避難所や食料を用意しており、低所得者に向けた金銭支援も検討しています。しかし、すべての人々の安全や食料が保障されているわけではありません。


◆支援の手を、いま、子どもたちに

現地パートナー団体・チャイルドホープが、職員の安全に最大限配慮し、マスクや手袋等の必要な感染予防を行ったうえで、次の物品を路上で暮らす子どもとその家族に配布します。

<ひと家族・1週間分>
・米10キロ
・麺類
・ビスケットのようなすぐ食べられる食品
・缶詰
・粉ミルク
・200ペソ(約420円、調理用の灯油や薬を購入するための緊急費用)

対象地域は、マニラ市、カロオカン市、パラニャケ市、ケソン市を予定します。


また、対象者は、「路上で暮らす若者の支援プロジェクト」およびチャイルドホープが平時行っている「路上教育」の対象となる子ども・若者とその家族(最大300世帯)で、そのうち、避難所に入っておらず、自治体から食料等の支援を受けられていない家族を優先します。


スタッフは3名1組(運転手、路上教育者※、補助)で、チャイルドホープの車両で特定の受け渡し場所に出向き、社会的な距離を取りながら物品の配布を行います。また、各受け渡し場所には路上教育者が待機し、子どもの支援を行います。


現地パートナーの「チャイルドホープ」は、フィリピン社会福祉・開発省に認定された社会福祉団体のため、街が封鎖されている中でも、緊急救援の活動が許可されています。

路上教育者は、チャイルドホープの「路上教育」の担当スタッフで、子どもの教育・育成や支援について専門的なトレーニングを受けています。



◆ご寄付の使い道

いただきましたご寄付は、緊急救援物資、配布のための交通費・人件費、感染予防のための備品購入費、および一部をACC21の事務管理費に充てさせていただきます。


支援の結果は、追ってご報告いたします。

◆今後の見通し

フィリピンの首都・マニラ首都圏では、現在3月15日から4月14日までの封鎖が発表されています。ただし、4月15日に封鎖が解除されたとしても、経済や街の状況がすぐには元に戻らないことが予想されます。そのため、路上で暮らす子ども・若者への緊急支援については継続される見通しです。

今後、状況が変わり次第、ウェブサイト等にてご報告いたします。

※緊急支援活動へのご寄付の受付は、2020年9月30日をもって一旦終了しました。
 引き続き、路上で暮らす若者の自立支援へのご寄付を受け付けています。[詳細]