ストリートチルドレン支援 [詳細]
家族が極度の貧困のため、路上の片隅での生活を余儀なくされた子ども・若者を「ストリートチルドレン」と呼びます。ストリートチルドレンは、フィリピンの首都マニラだけでも、5万~7.5万人いるといわれています。
ACC21はフィリピンのパートナー団体「チャイルドホープ」と協働し、ストリートチルドレンが人間としての尊厳の取り戻し、社会の有用な一員になれるように支援しています。路上で暮らしてきた若者たちが金銭管理の方法や職業技術を身に付ける機会を提供し、就職支援や彼らが小さなビジネスを始める応援もしています。
日韓みらい若者支援 [詳細]
日中韓の市民活動家や在日外国人との交流に取り組むAsiaCommons 亜洲市民之道と協働して、日本と、朝鮮半島(韓国・北朝鮮)にルーツをもつ若者たち(在日コリアン)そして韓国の若者たちが、それぞれ歴史を学び合い、共に未来を創ってゆくのを支援する活動に取り組んでいます。
アジア女性支援 [詳細]
アジアには男性と比べて女性の地位が低い国がたくさんあります。そのような国では多くの女性が家事、家族の世話、農作業など重労働を強いられているうえ、暴力や一方的な別居・離婚で母子家庭になるケースが後を絶ちません。
女性が家庭や地域社会で男性と平等な関係を築く社会を実現するため、ACC21はスリランカの「ウバ・ウェラッサ女性団体」と共に、助成780人の収入向上と法的支援を行ってきました。収入向上では、ピーナッツや有機農産物の加工・市場開拓を通して地場産業化を進めるための人材育成を行いました(2017~19年度)。
ACT推進 [詳細]
ACC21は設立以来、日本発の募金型「公益信託アジア・コミュニティ・トラスト(ACT)」(1979年発足)の事務局を担っています。ACC21の職員がアジア各国を訪問し、現地の民間非営利団体や住民組織を回り、各団体が貧困削減のために取り組む事業のニーズや実現可能性を確認しています。各団体が実施する事業へACTからの助成が決定した後は、実施中の事業をACC21がモニター、評価し、寄付者の方々に結果をご報告します。ACTの活動を支えるACC21の職員は、途上国の人々との協力活動に豊富な経験を持っています。
日本企業とアジアの草の根団体との橋渡し
ACC21がもつアジア各国の草の根で活動する現地の民間非営利団体や住民組織との広いネットワークを活かし、貧困地域の開発に関心を持つ日本企業の参加を得て連携事業を推進しています。2017年からパナソニック(株)とインドネシアのディアン・デサ財団と3者間でパートナーシップ契約を結び、西カリマンタンの無電化/半電化地域に太陽光発電による電力を供給し、生産的な生計活動モデルをつくる事業を行っています。フィリピンでは、同国最大のマイクロファイナンス機関「CARD MRI」と協力し、日本の中小企業とフィリピンの「草の根起業家」との連携をサポートしています。
アジアの今を伝える活動
日本に暮らす人たちが、アジアの人々の現状、特に支援を必要とする人々の暮らしや課題などについて知ることができるように、イベントやセミナー、シンポジウムを開催するほか、大学の講義や外部のセミナーへの講師の派遣を行っています。
またメールマガジンやニュースレターなどを通じ、最新情報を発信しています。