ACC21はアジアに新しい流れをつくる国際協力NGOです
2024-07-03

新役員体制のお知らせ

このたび、(特活)アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)では、2024年6月21日の理事会・総会におきまして、下記のとおり役員が選任され、それぞれ就任いたしました。

当センター創設時から19年にわたり代表理事を務めた伊藤道雄、清水恭子(同じく創設時より理事)、湯本浩之(理事在任5年)は退任いたしました。在任中に賜りましたご厚情に対し、厚く御礼申し上げます。

当センターが2023年度に新たに掲げたビジョン「人々が温かいつながりのなかで共に生きる、多様な“コミュニティ”に彩られた世界」の実現に向け、役職員一丸となり取り組む所存です。より一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

代表理事(新任):長畑 誠(明治大学専門職大学院ガバナンス研究科長・教授、
             (一社)あいあいネット代表理事)
副代表理事(再任):鈴木 真里(ACC21事務局長)

理事:
(再任)有川 凜 ((一財)RINDA foundation JAPAN 代表理事)
(再任)浜田 忠久((特活)市民コンピュータコミュニケーション研究会 代表理事)
(新任)辻本 紀子(ACC21事務局次長)

監事:
(再任)秋尾 晃正(The Education for Development Foundation(タイ)理事長)
(再任)鈴木 英子(鈴木英子税理士事務所 所長)

長畑 新代表理事と伊藤 前代表理事からのご挨拶をご紹介します。

代表理事就任のご挨拶

このたび、伊藤道雄氏の後任として(特活)アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)代表理事を拝命いたしました。

前代表の伊藤さんには、私が別の国際協力NGOの職員だった1990年代から、NGO界の先達として様々な形でお世話になりました。その後、2004年に私も新しい団体を立ち上げましたが(一般社団法人あいあいネット)、アジアの仲間たちと対等な関係を築き、互いに学びあいながら、地域社会の持続的発展に貢献する、という思いはACC21と共通しており、これまで理事として関わらせていただいておりました。

このたび縁あって伊藤さんからバトンタッチされましたが、ACC21がこれまでの約20年間で築きあげてきた最大の財産である「ひと」とそのネットワークを、維持し少しでも発展させていくのが役割と考えています。

ACC21が素晴らしいのは、事務局に次の世代を担うリーダーたちが育っていることです。そして今、新しいビジョン「人々が温かいつながりのなかで共に生きる、多様な”コミュニティ”に彩られた世界の実現をめざします」のもと、さらに若い世代とともに「未来を作る3つのチャレンジ」を目指しています。少子高齢化が進む日本社会は様々な課題を抱えていますが、お隣の韓国や中国だけでなく、成長著しい東南アジア・南アジアでも、急速な近代化とグローバル化のなかで多様な問題に直面しています。そしてその解決には、何より、未来を担う若い世代の力とそのネットワークが不可欠です。

アジアの多様な「コミュニティ」の未来を形作ろうとしているACC21の活動へ、皆さまのご支援を何卒よろしくお願いいたします。

長畑 誠

代表理事を退任して

このたび、(特活)アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)の代表理事を退任いたしました。皆さまのこれまでのサポートとご協力に心から感謝する次第です。

思い起こせば、20年近く前の2004年11月にNGO仲間や小規模出版社の社長さんの参加を得て準備委員会を発足させ、4カ月間、ACC21の構想や事業計画案について委員会で熱っぽく協議を重ねました。そして05年3月にACC21を立ち上げ、以下を目的として掲げました。「アジアにおいて(中略)協働のネットワークを構築することにより、アジアの中で飢えや貧困に苦しむ人々の現状からの解放、公正な経済活動の推進、自然環境の劣化の防止ならびに豊かな自然環境の保全、多様で豊かな文化の保存と振興、そして共に生き支え合い、世界の人々と共に歩むコミュニティの発展に寄与する」。

直面した課題は、厳しい財政状況でした。困難を抱える船出でしたが、ひとりの契約職員(有給)のほか、ボランティア職員として活動してくれたのが、理事でもあった鈴木真里現事務局長と清水恭子前理事(本年6月の理事会で退任)でした。心からの感謝です。(公財)公益法人協会の一室を事務所として賃借りして活動を始めましたが、その狭さに職員はカニ歩き。その困難を乗り越え、これまで理事として関わっていただいた方々全員のご助言とご指導の下、19年間献身的な職員たちの働きによって支えられ、ACC21は実績を挙げてきました。この間、監事としてご指導をいただいた秋尾晃正氏、鈴木英子氏には深く感謝申し上げます。また、アドバイザーとして組織運営について厳しいご指摘ご助言をいただきました太田達男氏には感謝です。

新しく代表理事に就任した長畑誠氏は、準備委員会当時からの仲間です。そして長きにわたりACC21の理事として適切な助言・指導を行ってこられました。長畑氏は、鈴木副代表理事と浜田、有川、辻本理事と共に、事務局と力を合わせて、支援者の皆さまと一緒にACC21の新ビジョン「人々が温かいつながりのなかで共に生きる、多様な“コミュニティ”に彩られた世界」の実現に向けて、ACC21の活動を主導されると確信しています。

私自身は、今後、アドバイザリー・ボードの一員として、ACC21の活動に関わってまいります。とりわけ、極端な貧困下で教育を受けることのできない若者や子どもたちの自立への支援と、日本の若者がアジアの未来を創る活動にチャレンジするのをお手伝いしたいと考えています。

伊藤 道雄